アプリ開発をオフショアで実施する際の費用とは?

アプリ開発をオフショアで実施する際の費用とは?
ユーザーや顧客との接点を増やすため、パソコンやスマートフォン用のアプリを作る企業が急増しています。特にニーズが増えているスマートフォン向けアプリですが、iOSとAndroid両方の開発が必要で、新機種やソフトウェアのアップデートにも対応が求められるため業務量が増加する分費用がかさみます。また、エンジニアの人件費高騰で開発費用も上昇を続けています。アプリ開発を検討している方に向けて、オフショアでアプリ開発をする際の費用とその内訳を紹介します。この記事は、ベトナムに開発拠点を持つデザインワン・ジャパン DX事業本部の泉川学が作成しました。

目次




オフショアでアプリを開発する際の費用目安

オフショアでアプリを開発する際に、「こういうアプリならいくらかかる」と明確にお伝えすることはできません。なぜなら、開発費は具体的にどのようなアプリにしたいのか、どのくらい自社の業務フローに沿わせるのか、開発期間などによってさまざまだからです。
ここでは、一般的なアプリ開発費用を紹介します。ジャンルや機能によってある程度の相場をまとめているので、おおよその参考値として捉えて下さい。

 


ジャンル別のアプリ開発費用の目安

まずは、アプリのジャンル別開発費用の相場を紹介します。

店舗系企業から要望が多いのは、オンラインショップや注文サイトなどのeコマース(ECサイト)系です。規模や搭載内容に応じて100万~300万円程度となっています。ハードウェア連携アプリの場合は、500万円~のイメージです。
比較的低コストで開発できるのは電子書籍関連で50万~150万円。一方、開発費用の振れ幅が大きいのがゲーム関連で、1,000万円に及ぶこともあります。さらに費用が高額になるのはマーケットプレイス型のWebアプリで、2,400万円~となっています。このように、ジャンルによって開発コストにかなり幅が出ます。

 


機能別 アプリ開発費用の目安

続いて、機能別の開発費用の相場を紹介します。

シンプルなカメラ、時計、電卓などの機能搭載は約150万円~ですが、ログイン機能やSMS連携をすると約300万円~、SNS機能を追加すると約220万円~1,150万円と高額になってきます。天気や在庫などデータ連携機能で約150万円~が相場です。
ご紹介した相場観は、あくまでも目安です。開発会社や委託先との契約形態によっても費用に差が出ます。相見積りを取り面談や提案を受けた上で、納得の金額で開発を依頼しましょう。

アプリの開発はどの国に依頼するかによっても人員単価が異なります。国別のオフショア開発単価を解説した記事はこちらで詳しく解説しています。


アプリ開発費用の構成費

アプリの開発費用は基本的にエンジニアの「人件費」と「固定費」になります。

人件費は「エンジニアの作業単価 × 作業時間(工数)」で計算します。作業単価は開発を行うエンジニアの技術スキルによって決まり、技術力が高く開発実績が豊富な人材ほど単価も高くなります。作業時間(工数)は、先ほど紹介したアプリのジャンルや実装する機能によって工数も大きく変動します。

人件費に加えて、「固定費」も見逃せないポイントです。インターネット上の住所に当たるドメインの取得費用、iOSやAndroidのアップデートに対応する運用費用、アプリのバグやトラブルなどが生じた際の保守費用などが「固定費」に該当します。


オフショアでアプリ開発費用を抑えるためのポイント

アプリの開発費用を抑えるためには人件費をいかに削減できるかが課題となります。その打開策が「オフショア開発」です。国によって金額は違いますが、日本よりも人件費が安い海外のエンジニアに開発を委託するのでコスト削減ができます。オフショアでアプリ開発費用を抑えるためのポイントを紹介します。


人件費が安い国を選定する

オフショアでのアプリ開発の相場をエンジニアの単価から見ていきましょう。下記の表からも分かる通り、国によってエンジニアの単価は異なります。中国は日本とほとんど変わらない、あるいは日本以上の単価ですが、ベトナム、ミャンマー、バングラディシュなどの新興国では日本と比べて単価を抑えることが可能です。

オフショア開発白書2022年版をもとに編集・作成。

ただし、単価が安いだけで開発先を選ぶことはリスクも伴います。各国の情勢、文化などを考慮した上で、選択する必要があります。

関連記事 オフショア開発のリスク7つ 根本的な回避策を紹介

単に「人件費を抑える」という目的だけで考えれば、フリーランスのエンジニアに開発を依頼するという選択肢もあります。ただ、個人に業務を委託した場合は規模の大きい開発が難しく、エンジニア個人の開発スキルが成果物の完成度に影響する可能性もあります。こうしたデメリットやリスクを踏まえて、比較検討するといいでしょう。

 


あらかじめ予算の上限を決めておく

開発を進めていくとアプリの使い勝手を良くするために、デザインや機能など仕様を追加・変更したくなるものです。しかし、開発開始後に機能を追加・変更する場合、さらに料金が発生する可能性があります。機能追加は費用がかさむ原因の一つですので、あらかじめ予算の上限を決めておくことが重要です。

 


ジャンルや機能をある程度明確にしてから見積もりを取る

アプリ開発の費用相場で紹介した通り、ジャンル・機能によって金額に幅が出ます。想像や曖昧な要望で見積もりを依頼しても、机上の空論になってしまうでしょう。見積もりを依頼する際は、必要な機能やデザインなど要件定義をある程度固めておくことをおすすめします。相見積もりを取った時も比較がしやすくなります。




オフショアのアプリ開発費用 まとめ

アプリの開発相場や開発費の計算方法を理解することで、アプリ開発の正しい相場や予算の感覚を掴めたのではないでしょうか。ベトナムなどの新興国は目覚ましい経済発展を遂げつつあり、国をあげてIT戦略を推進しているため技術力のあるデジタル社会に適応した人材を多く産み出しています。スキルの高い新興国の人材は日本と比べて単価が安いので、コストを抑えるには最適な開発拠点となっています。開発のお問い合わせや見積もりの依頼など気軽にご相談ください。

当社のアプリ開発事例は、こちらの資料で紹介しております。無料でダウンロードできますので、ぜひご覧ください。



オフショアでアプリ開発するなら実績豊富な当社へ

デザインワン・ジャパンは、アプリ開発の実績が豊富なベトナムのダナンに開発拠点を持つ日本の東証スタンダード上場企業です。御社とベトナム現地の開発チームとの間には日本人のブリッジSEをアサインするため、まるで日本のIT企業に発注しているかのようにコミュニケーションもスムーズ。コストと品質のバランスが取れた開発が特徴です。IT人材のリソース確保にお悩みの企業様や、国内企業に委託するよりも費用を抑えたい企業様におすすめです。

ご依頼いただけるアプリ開発のサービス
・iOS
・アンドロイド
・マルチプラットフォーム
・Unity など

これまでに開発したアプリの種類
・動画・画像配信プラットフォームアプリ
・安否確認アプリ
・画像加工アプリ
・名刺作成アプリ
・ゲームアプリ
・ラジオアプリ
・カメラ・画像編集アプリ
・音声通話アプリ など

 

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